りんごの皮を初めて剥いた時のことを覚えている。

小学校のイベントで、母親とりんごを剥く機会がありました。当時、小学校低学年(学年ははっきりと覚えていない)だった私は、その時初めてりんごの皮むきに挑戦しました。

家で母親がりんごの皮を途切れることなく剥いていたのは見ていたのでできるだろうと包丁を持ちました。
鉛筆を削る感じでまあるく剥けばできる!とやってみると、これがまあできない。
皮は短くすぐ切れるし、分厚く剥けるばかりで、肝心のりんごが見るも無惨に痩せていく。
完璧にできていたのは自分の脳内イメージだけで、現実は残念すぎる光景。
結果、出来上がったのは、やたらスリムなりんごと、こっちの方が食べ応えがあるんじゃないかと思うくらいの分厚い皮。
「りんごの皮もきちんと剥けなくてごめんなさい」と、母親の方をそっと見てみると、意外にも笑っていた。
「皮の方が美味しそうやなー」とケラケラ笑い、分厚く剥かれた皮を手に取っていた。
「もったいないからな、これも全部食べて帰ろう」と、分厚く剥いた皮を小さいりんごのようにさらに剥き、たくさんのりんごのかけらを作っていた。
私の剥いたスリムなりんごの横に置いたら、りんごのお姫様と七人のこびとのように見えて、落ち込んでいた気分が吹き飛んだ。
いただきまーす!と元気よく全てのりんごを母親と美味しく食べたのをよく覚えています。

この日から、りんごの皮剥きの練習を始めました。
家で、母親を先生にして、包丁の持ち方、どうすればりんごの皮を薄く長く切らずに剥けるのか。
とにかく練習あるのみ。感覚を身につけるために、冬の間のおやつはずっとりんご。私だけでなく、家族全員おやつはりんご。
毎日毎日、食卓に上がるりんごに文句を言うこともなく、家族全員が私のりんごの皮剥きを見守ってくれていました。
家族の支えもあり、小学校時代は、りんごの皮を一度も切らずに剥くことです!と自信を持って言えるようになりました。

今でもりんごを剥くと、この頃のことを思い出し、なんだか照れ臭いような恥ずかしいような気持ちになります。
それは、ちょうどりんごの甘酸っぱい味にも似ていて、胸がキュンとします。
青森りんご 格安

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